みなと環境にやさしい事業者会議(mecc)の70社を超える会員事業者が総力を結集するmeccの文化祭が「企業と環境展」です。エコプラザ全館をあげた一大イベント、過去3回の実績のうえに、時代を切り取る新しい視点から、企業と広い意味での環境との接点をめぐってプレゼンテーションを行ないます。
今回掲げたテーマは「社会を良くするデザイン」です。昨今、ソーシャルデザインという言葉がブームです。若い人を中心に、みずからのスキルや才能を社会のために活かしたいという機運が高まっています。しかし、それは本来、企業が担うべき役割です。まさにそれが、CSR(Corporatte
Social Responsibility)の目的であるはずです。つまるところ企業活動とは、「社会を良くするデザイン」の謂いにほかなりません。その前提を会員事業者間で共有し、とりわけ今回はグローバルなスケールでのソーシャルデザインを意識しながら、4回目の「企業と環境展」に向かいます。
翻訳家というよりも、いわば知的文化の旗手として、海外から数々の貴重な文献を紹介してこられた山形さん。ただいま、その山形さんをわくわくさせている大注目の一冊が、『Shell Global Scenarios to 2025』です。センスのいいビジュアルとともに構成された、シェルによる巨大なCSR報告書と言うことができるかもしれません。しかし自社と業界の将来像を描くというようなありがちな企業の未来予測の類とは異なり、企業が広く社会と対話していくための、よくデザインされた「場」がここにあります。かつてないグローバルシナリオには、なにが書かれているのか。結論はどこに向かうのか。山形さんという特別なプレゼンテーターを擁する、ちょっとユニークな「CSR報告書を読む会」です。乞うご期待。
イギリス出身。90年に来日。91年、環境問題と貧困問題に取り組むNGO「グローバル・ヴィレッジ」を日本で創設。93年から
フェアトレード商品の輸入を開始し、95年にフェアトレード事業を法人化して、「ピープル・ツリー」を展開する「フェアトレードカンパニー(株)」を設立。01年にはロンドンに「People Tree Ltd.」を設立。04年「シュワブ財団」により、「世界で最も傑出した社会起業家」のひとりに選出される。
09年フェアトレード・ファッションのヴィジュアル・ブック「By Hand 世界を変えるフェアトレード・ファッション」(幻冬舎ルネッサンス)を出版。09年6月フェアトレードとファッション業界への貢献が認められ、イギリス政府より大英帝国勲章第5位(MBE)を授与される。 ピープル・ツリー
http://www.peopletree.co.jp/